2021年3月15日に株式会社ベルさまで、第54回の大阪3S実践会定例会が開催されました。
いみじくも、明日-3/16-に第7期5S改善コーチ育成講座(以下、5S学校)の最終講(修了式)が開催されます。下図にあるように、講座を受けて終わりではなく、とりわけ重要な3Sに絞った実践会の開催で、修了生のモチベーションの維持と行動の継続が可能となる仕組みがあります。
明日に修了生となるユタニ工業株式会社の高嶋さまと株式会社タナカファクトリーの喜多さまの同期2名が、大阪3S実践会定例会で事例を発表されました。このことだけでも、半年間の5S学校での学びが実践で活かされている成長の証だと思います。
このようにして、先輩から後輩へ受け継がれる文化が根付いているのは、会員企業を順番に訪問して、仲間と共に続けられる3Sを実践しているからです。
5S学校の教えで、5Sの進め方に
- 期限を切らない
- 改善(アイデア)を追究する分だけ時間も必要
- 決められた期限ではなく、自らで判断して期限を決める
- 失敗、間違いを許す
- 自社の5Sは全てオープンに
とあります。今回の各社の発表は、5Sの進め方に則した、言い換えると、物足りなさを感じるものが多かったように思いました。
それも、仲間と共に痛みを共有し、来月は良い発表ができるように、切磋琢磨しようと意気込む姿が美しく感じました。
株式会社ベルさまの発表の中に、定点観測という発表があり、上述の
- 改善(アイデア)を追究する分だけ時間も必要
そのもので、定点で撮影して変化を観測するという発表でした。
前回の他社の発表で良い点は、自社に活かす。まさに、
- 自社(他社)の5Sは全てオープンに
そのものです。4月以降の定点観測でどれだけ変化があるか楽しみです。
各社事例発表のあとは、ウォッチング(現場観察)です。
ユタニ工業株式会社さまと株式会社タナカファクトリーさまの2チームに分かれて、現場ウォッチングを行いました。上図にある「倉庫中二階鳩対策」は、株式会社ベルさまにとって、とても改善が困難な現場とされています。
各チームで真剣に現場で議論を交わしました。異業種の視点だからこそ、改善が困難な同社の現状を打破できる訳で、上述の定点観測も株式会社ベルさまでは、取り入れて頂いたので、今回もきっと現状打破してくれると思います。
各チームとも知恵を出し合い、改善案を報告しました。
最後の総評は、次回受け入れ先の株式会社タナカファクトリーの田中さまより頂きました。今月より同社の3Sリーダーとして、大阪3S実践会に参加して頂いております。今月の物足りなさを挽回する発表を受け入れ企業として、来月に約束されて締めくくって頂きました。
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