2020年12月15日に株式会社タナカファクトリーさまで、第51回の大阪3S実践会定例会が開催されました。
この実践会では、異業種の仲間とともに「3S」活動を行うことで、やめられない仕組みとして生かし、切磋琢磨することで「真の5S」につなげる活動を行っています。ダイヤはダイヤでしか磨けないのと同じで、人は人でしか磨けません。
ともすれば、50回[4年]超の活動となると、3Sの活動が目的となり、月例会での報告をせなあかんから、資料を作るなどに陥りがちですが、3Sはあくまで手段であり、上述の"人は人でしか磨けない"からも参加企業の人材育成に寄与する目的のための手段にすぎません。
さらに異業種の交流であるからこそ、続けられる秘訣があります。
これに共鳴した一人が株式会社タナカファクトリーの田中社長さまであり、ホスト会社として今回も受け入れて頂きました。
3S実践をもうちょっと頑張って欲しいと社内の委員会にも発破をかけているところです。
改善に終わりはなく、あくまでも貪欲な田中社長さまの前向きな姿勢が伝わってくる挨拶でした。
ユタニ工業株式会社さまの発表で、長年滞留していた在庫を一掃した事例が報告されました。経営層の承認プロセスは大変だったと思います。
ユタニ工業株式会社さまと株式会社ベルさまの事例で発表されたのが、事務部門の改善で、配線を壁にモールを取り付け束ねて、床面に触れさせない工夫や、ファイルボックスを名前シール貼付の置き場所を作り、番地管理で定置化する工夫や、現場は全てのことが現れる場所の意味をちゃんと理解して、間接部門も改善に取り組んでいる事例でした。
配線のB/A Before:ファイルボックス After:ファイルボックスの定置化
タナカファクトリー株式会社さまの発表で、棚の高さを女性の目線で見渡せるように棚を切断する事例が報告されました。これは単純に棚を切断するというものではなく、切断した上にあった物を無くさなければならない、とても奥の深い改善です。改善に対する本気度が表れています。
Before:切断前の左の棚 After:切断後の左の棚 今後の予定は全部展開
今回は門真市の有限会社森田製針所さまが、見学に来られました。特に上述にあるタナカファクトリーさまの改善の本気度に感銘を受けられ、とても良い刺激になり社内に持ち帰って改善を進めたいと感想を頂きました。
東大阪市を中心に活動してきた大阪3S実践会ですが、会員会社の株式会社エムケーさまは門真市に所在し、今回見学に来られた森田製針所さまも同市にあり、門真市に隣接する守口市も含め、門真守口で今後は活動を展開して行きたいと思っています。3S[5S]の同志が参加してくれることを楽しみにしております。
人は人でしか磨けない。
タナカファクトリー株式会社さま(大阪3S実践会)では、志ある若い社員が育っています。
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